工場勤務に向いていないかもしれない、と感じています。
10年やってきて、今そう思っています。向いていないと気づくのに10年かかった、ということでもあります。
外側から「向いていない人の特徴」を書いた記事はたくさんあります。ここでは、実際に10年工場にいた人間が感じていることを書きます。
■ 向いていないと気づいた瞬間
「向いていないかも」と最初に感じたのは、仕事中に何も感じなくなったときでした。
ラインに立って、体は動いている。手は作業をしている。でも「今日もこれをやるのか」という感情すら出てこない。脳死で働いている、という状態です。
最初はそれを「慣れた」と思っていました。でも慣れとは少し違う。やりがいを感じたことが一度もない、ということに気づいた瞬間でした。
やる気が出る・出ない以前に、やりがいを感じる回路が工場では動いていない感覚があります。
■ 向いていない人の特徴【チェックリスト】

工場勤務に向いていない可能性が高い特徴をまとめます。自分に当てはまるかチェックしてみてください。
□ 単純作業の繰り返しがつらい
同じ動作を何百回も繰り返すことに苦痛を感じる人は、工場の環境が合いません。工場では毎日同じ場所・同じ作業が基本です。
□ 変化や成長を求めている
スキルアップしたい、仕事を通じて成長したいと感じている人には、工場の環境は合いにくいです。製造業では突出したスキルが身につきにくい側面があります。
□ 夜勤・シフトが体に合わない
夜勤明けに体が休まらない、体内時計が狂い続けているという人は、体が工場のリズムを受け入れていないサインかもしれません。
□ 人間関係が閉鎖的でしんどい
毎日同じメンバー・同じ場所という環境で、人間関係のストレスが溜まりやすい人は向いていない可能性があります。
□ やりがいを感じたことがない
仕事に意味や意義を感じたい人には、工場の作業は合いにくいです。「誰かの役に立っている感覚」が得られにくい環境です。
□ メンタルが不安定になった経験がある
仕事のことを考えると吐き気がする、眠れない、集中できないという状態になったことがある人は、体が限界のサインを出しています。
3つ以上当てはまる場合は、工場勤務との相性を真剣に考えてみてください。
■ 向いている人の特徴【チェックリスト】
一方で、工場勤務に向いている人の特徴もあります。
□ コツコツと同じ作業を続けられる
単調な作業を繰り返すことに苦痛を感じない人は、工場に向いています。
□ 安定した収入が最優先
成長ややりがいより、安定した給料が大事という人には、工場の安定性はメリットになります。
□ 人との関わりが少ない方が楽
休憩室以外はほぼ一人で作業することが多い工場は、人間関係のストレスが少ない環境でもあります。
□ 体を動かす仕事が好き
デスクワークより体を動かす方が向いているという人には、立ち仕事・動き仕事の工場は合っています。
■ 向いていないのに10年続けた理由
向いていないかもしれないと薄々感じながら、10年続けてきた理由があります。
他に何ができるかわからなかったからです。
「工場以外の仕事が自分にできるのか」という不安が、転職への一歩を踏み出さない理由になっていました。慣れた環境にいる方が安心できる。その感覚が10年を作りました。
でも転職活動を始めてみると、工場での経験がスキルとして言語化できることに気づきました。設備のメンテナンス・ラインリーダーの経験・品質管理の知識。向いていないと思っていても、10年で積み上げてきたものはあります。
■ 向いていないと気づいたら、まず動いてみる
向いていないと気づいたとき、最初にやることはスキルの棚卸しと、転職活動への一歩だと思っています。
向いていないと感じたまま何年も過ごすことが一番しんどいです。転職サイトに登録するだけでも、「自分に何ができるか」を考えるきっかけになります。
パワーが残っているうちに動いた方が早く変えられます。動く前から「無理かもしれない」と思う必要はないです。
■ まとめ:向いていないと感じることは、正直なサイン

向いていないと感じることは、弱さじゃないと思っています。
自分の体と感情が「この環境は合っていない」と教えてくれているサインです。10年かかって気づいた人間が言うのは説得力がないかもしれないですが、早く気づくほど選択肢は広いです。
まだ答えは出ていないけど、動き続けています。まだ抜け出せていないけど、足掻いています。
合わせて読みたい
動き出した話はこちら→工場を辞めたいのに動けない人へ【半年サイト見てた僕が動き出した理由】
呪縛から抜け出す方法はこちら→工場から異業種転職できない理由と、呪縛から抜け出す方法【28歳転職活動中が本音で書く】


コメント