「食品工場って衛生管理が厳しそう」
そう思っていました。10年前は。
実際に入ってみてわかったのは、外から見えている姿と中の現実はかなり違うということです。問題になるような話じゃないけど、綺麗事じゃない部分を正直に話します。
①思ったより掃除が適当で汚い

食品工場だから清潔で当然、と思っていました。
最低限のルールは決まっていてちゃんとやっています。でも「思ったより汚いな」と感じる場所は普通にあります。機械の裏側、ライン下の隙間、普段目に触れない場所。忙しいときは後回しになって、気づいたら積み重なっている。
外から見たら絶対わからない部分です。
②お偉いさんが来るときだけ全力で掃除させられる

これが一番「なんだかな」と思うやつです。
普段はそこまで徹底しない場所も、上の視察が入る前日から全員で掃除させられます。しかも需給がギリギリなのにラインを止めてお出迎えする。
毎日これをやれよ、とは思いますが、それが現実です。
③仕事ができても上司に歯向かうと昇格できない縦社会

同じ部署に、誰よりも仕事ができる人がいます。
でも昇格できていない。理由は上司にガンガン歯向かっていくからです。正しいことを言っていても、縦社会では通らない。スキルより従順さが評価される場面が普通にある。
10年いてそれが変わる気配はないです。
④パートにもカーストがあって新人は見定められる
パートさんの世界も単純じゃないです。
新人パートが入ってくると、まず情報収集が始まります。どんな人か、仕事できるか、付き合いやすいか。それがパート内で共有されて、立ち位置が決まっていく。
本人が知らないところで評価が固まっているのが、なんとも工場らしいなと思います。
⑤サービス残業が当たり前になっている
ライン終了後の片付けや引き継ぎは、給料に含まれていないことがあります。
でも誰も声を上げない。当たり前になっているから。10年いると自分もその感覚に染まっていて、ある日「あれ、これおかしくない?」と気づく瞬間があります。
⑥上の判断ミスなのに怒られるのは現場
これは工場あるあるだと思いますが、上の判断や指示が原因のトラブルでも、怒られるのは現場の人間です。
「なんで対応できなかったんだ」と言われても、そもそもの指示が間違っていた、という話が普通にある。でも縦社会なので言えない。飲み込むしかない。
まとめ:工場の裏側は、外からは絶対見えない

食品工場で10年働いてきて思うのは、外から見えている「清潔で安全な食品を作る場所」というイメージと、中の現実にはギャップがあるということです。
問題がある、というより「人間が働く場所の現実」がそこにあるだけかもしれない。
それでも正直に話せる場所があった方がいいと思って書きました。同じ環境にいる人に「わかる」と思ってもらえたら十分です。


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