工場勤務でやる気が出ない日の話【出ないまま10年やってる】

現場のリアル

結論から言います。

工場でやる気が出ない問題は、解決しないです。

習慣化、目標設定、ポジティブ思考。いろんな情報を試しましたが、どれもピンとこなかった。10年やってたどり着いた答えが「脳死で働く」でした。

格好いい話じゃないですが、これが正直なところです。

■ 朝起きた瞬間からやる気はゼロ

やる気が出ないのは、朝起きた瞬間から始まっています。

布団から出られないわけじゃないです。ちゃんと起きる。でも起きてコーヒーを飲みながらぼーっとしていると、「会社に行く」という現実が頭の中でじわじわ重くなってくる。

家を出るまでが戦いです。

会社に向かい始めてしまえばまだマシです。体が動いていると気持ちも少し前に向く。問題は、そこまで至るまでのコーヒーを飲みながらぼーっとしている時間。ここからの「立ち上げ」が毎朝の最大の試練になっています。

■ コーヒーを飲み終わったら立つ、と決めている

試行錯誤した結果、今やっていることがあります。

コーヒーを飲み終わったら立つ、と決めることです。

やる気が出てから動くのを待っていたら、永遠に動けないことに気づきました。やる気は行動の前には来ないので、とにかく体を動かすことを先にする。

コーヒーを飲み終わるというタイミングを「スタートの合図」にすることで、考える余地をなくしています。飲み終わったら、考える前に立つ。

シンプルだけど、これが今のところ一番効いている方法です。

■ それでも動けるのは、社会人のプライドだけ

コーヒーを飲み終わっても「立てない」ことはないです。

なぜかというと、少なからず社会人のプライドがあるからです。行かないという選択肢を自分に許してしまうと、何かが崩れる気がする。だから結局は毎朝動きます。

やる気で動いているんじゃなくて、プライドと惰性で動いています。

これを認めるのが恥ずかしい気もしましたが、正直に書くと本当にそうなので書きます。やる気という燃料がなくても、人間は意外と動けます。

■ 職場に着いてもやる気は戻らない

会社に着いたらやる気が出てくるかというと、戻らないです。

これは断言できます。

やるべきことは責任を持ってやっています。仕事を雑にするとか、サボるとかはしない。でも「やりたい」という気持ちが湧いてくることはほぼないです。

責任感とやる気は、別物だと思っています。

やる気がなくても責任感で動けるし、責任感があってもやりがいがあるとは限らない。10年やってきて、この二つは完全に切り離して考えるようになりました。

■ 「脳死で働く」が正直な答え

やる気が戻らないなら、やる気に頼らなければいい。

そう気づいてから、「脳死で働く」という状態を意識的に作るようになりました。

考えない。感じない。ただ体を動かす。やるべきことをこなしていく。

これを「サボり」と言う人もいるかもしれないですが、僕は違うと思っています。やる気がゼロの状態でも責任を持って仕事をすることは、ある種のスキルです。10年工場にいて身についた、唯一かもしれないスキルかもしれない。

ただし副作用があります。脳死で働き続けると、感覚が少しずつ麻痺していきます。気づいたら何も感じなくなっていた、という状態になることがある。それが一番怖いです。

■ やりがいがないことに気づいたのは、最近のこと

やる気が出ないのは「今日がしんどいから」だと思っていました。

でも転職活動を始めてから、これは毎日のことだったと気づきました。やりがいを感じたことがほとんどなかった。それが当たり前すぎて、「やりがいがない」という感覚自体を認識できていなかったです。

やりがいがないのと、やる気が出ないのは、繋がっていると今は思っています。

これが転職したい理由のひとつでもあります。やる気が出る仕事というのが実際にあるのか、体験したことがないのでわからないです。でも「もしかしたらある」という可能性に賭けてみたくなっています。

■ まとめ:やる気を出そうとするより、脳死で動ける状態を作る

「やる気の出し方」を探していた時期がありました。

でも今は、やる気が出ない前提で動ける仕組みを作る方が現実的だと思っています。

コーヒーを飲み終わったら立つ。社会人のプライドで動く。職場では脳死モードに入る。

かっこよくないですが、これが10年続けてきたリアルです。

ただ、脳死で働き続けることには限界があります。感覚が麻痺していくのを感じるし、やりがいがないまま30代・40代になっていくのが怖い。それが転職を考えている理由のひとつでもあります。

まだ抜け出せていないけど、足掻いています。


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