工場勤務の末路を、54歳の先輩ふたりを見て考えた【28歳のリアル】

現場のリアル

「このまま工場で働き続けたら、自分はどうなるんだろう」

28歳になってから、この問いが頭から離れません。答えを探していたら、同じ職場に54歳の先輩がふたりいることに気づきました。

HさんとKさん。どちらも僕より26年長く、工場で働いています。

ふたりを見ていると、工場勤務の末路について考えさせられます。良い意味では全くなく。

■ Hさんの話:仕事はできないのに、手柄だけ取っていく人

Hさんは54歳で、現場では古株です。

実際の仕事ぶりを見ていると、正直できる人ではないです。段取りが遅い、ミスが多い、判断が後手に回る。でも不思議なことに、何か上手くいくと「俺がやったことにしといて」と言ってきます。

手柄の横取りです。

しかも相手を選んでいる。反発してこなさそうな若い子や、立場が下の人間には強気に「これやっとけよ」と偉そうに指示してくる。でも意見を言えそうな相手には、急に態度が柔らかくなる。

本人の前ではへらへら、裏では強気。

それだけじゃなくて、人の噂を集めるのが異様に上手い。誰が誰と揉めたとか、誰が評価されているとか、情報収集だけは一流です。その情報を使って立ち回っているんだと思います。

26年かけて磨いたのが、仕事のスキルじゃなくて処世術だったということです。

見ていて怖くなりました。工場に長くいると、こういう方向に最適化されることがあるんだと思いました。

■ Kさんの話:距離感がおかしい、54歳のおじさん

Kさんは立場が上の人です。

問題は、距離感がまったくおかしいことです。女性の腕や肩に平気で触る。男性にもやたら触ってくる。本人は「コミュニケーション」のつもりなんだと思いますが、周りはそう受け取っていない。

泣いていた子がいました。

立場が上だから、誰もはっきり言えない。

そういう構造の中で、Kさんは自分の行動がおかしいことに気づかないまま54歳になりました。もしくは気づいていて、立場を使って黙らせているのかもしれない。どちらにしても、たちが悪いです。

一度、触られそうになって避けたら、その人が柱に抱きついていました。本人は気まずそうにしていましたが、周りは笑えない雰囲気でした。

長く同じ環境にいると、自分の感覚がずれていても誰も教えてくれなくなります。Kさんを見ていると、そういうことが起きるんだとわかります。

■ ふたりに共通していること

HさんもKさんも、54歳です。

26年間、同じ工場で働いてきた。その結果として今の姿がある。

断言はできません。工場に長くいることが原因かどうか、正直わかりません。もともとそういう人だったのかもしれない。

でも僕が感じるのは、閉じた環境に長くいると、外からのフィードバックがなくなるということです。

仕事でも人間関係でも、自分がおかしいことを誰も教えてくれなくなる。気づいたら処世術だけが上手くなっていたり、距離感がおかしくなっていたりする。

それが工場という環境の怖さだと思っています。

■ じゃあ、自分はどうすればいいか

正直、まだ答えは出ていません。

ただひとつだけ意識していることがあります。工場の外の人間関係を、できるだけ切らないことです。

友人、家族、このブログ。工場以外の場所で、自分の行動や考えにフィードバックをもらえる環境を持っておくこと。

閉じた環境に完全に閉じこもらないこと。それだけが今の自分にできる対策だと思っています。

今は転職活動もしています。HさんKさんを反面教師にしながら、「26年後の自分」を少しでも変えたいと思っています。

■ まとめ:工場の末路は、気づかないうちに来る

Hさんは処世術のプロになった。Kさんは感覚がずれたまま54歳になった。

どちらも悪い人だとは思いたくない。ただ、同じ道を歩みたくないと強く思います。

「このまま工場で働き続けたら、自分はどうなるんだろう」

その問いに対する答えは、まだ出ていません。でも少なくとも、目の前にある答えのひとつは「ああはなりたくない」です。

まだ抜け出せていないけど、足掻いています。


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