28歳になってから、「30代」という言葉の重さが変わりました。
20代のうちはまだいい。でも30を超えたら、何かが変わる気がする。その「何か」がうまく言語化できないまま、転職活動をしながら日々を過ごしています。
工場10年目の28歳が、30代になることへの怖さを正直に書きます。
■ 一番怖いのは「転職できなくなること」
30代になることへの怖さを突き詰めると、転職しにくくなるということに行き着きます。
企業側が30代の転職者にあまり食指を動かさないイメージがある。即戦力として使えるかどうかを厳しく見られる。20代のポテンシャル採用とは違う目線で評価される。
これはイメージかもしれないし、実際にそうじゃないよという話もあります。
でも頭でわかっていても、29歳の今、書類選考で落ちるたびに「あと1年で30になる」という事実が頭をよぎります。
■ 35歳で転職を諦めた先輩を見ていた

職場に、転職を試みて諦めた先輩がいます。
詳しくは教えてもらえなかったけど、書類選考でめっちゃ落ちると話していました。どこかの時点で転職活動をやめて、今も工場で働いています。まだ続けているのかもしれないけど、あの会話以来その話は出てこない。
見ていて「他人事じゃないな」と思いました。
35歳で壁にぶつかったとしたら、28歳の今から動いておかないと間に合わないかもしれない。そういう計算が頭の中で走り始めました。
■ 製造業ではスキルが身につかない気がするという感覚
30代への怖さに輪をかけているのが、「製造業では突出したスキルが身につかない気がする」という感覚です。
10年間、ラインに立ち続けてきた。工程を覚えて、設備を覚えて、人間関係を覚えた。でも転職市場で「強み」として出せるものが何なのかを考えると、答えが出てこない。
ITスキルがあるわけでも、資格があるわけでも、専門知識があるわけでもない。「食品工場で10年働きました」という経歴が、他の業界でどれだけ評価されるのかが見えない。
転職活動を始めて、この感覚はより強くなりました。
■ 実際に自己PRを書いてみたら、「ちょっともってる」と気づいた
転職サイトに登録して、自己PRを書く機会がありました。
現場改善力、ラインリーダーとしての育成経験、24時間体制の現場での安全管理、ダウンタイムを最小化するための一次対応力。
書き出してみたら、出てきた。
読み返して最初に思ったのは「これ、本当に俺のことか?」でした。書いた本人が半信半疑になるくらい、自分のスキルを客観視できていなかった。
「スキルがない」のではなく、「スキルとして認識できていない」だけかもしれない。
10年同じ場所にいると、自分がやっていることが当たり前になりすぎて、それがスキルだとわからなくなる。これも工場という環境の特徴だと思います。
■ それでも怖いことは変わらない
自己PRが書けることに気づいても、怖さは消えないです。
年収が下がるかもしれないこと。30代として相応の経験を期待されること。体力も気力も、20代のころよりは落ちていくこと。
これらは全部、30代以降の現実として重なってきます。
書類選考で落ちたとき、正直かなり落ち込みます。「やっぱり難しいのか」「もう少し若ければ」という気持ちが出てくる。諦めなくていいとは思っているけど、落ちるたびにそのセリフを自分に言い聞かせています。
■ まとめ:30代が怖いのは、まだ諦めていないから

30代になることが怖い、というのは言い換えると、まだ変わろうとしているということだと思います。
諦めた人は怖くない。消化試合として毎日を送っている人は、30代になることを怖いとは思わない。
怖いのは、まだ足掻いているから。
35歳で諦めた先輩と自分が重なって見える瞬間がある。でもその先輩と自分の違いは、今動いているかどうかだと思いたい。
まだ答えは出ていないけど、転職活動を続けています。
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